大阪地震ブロック塀倒壊から学ぶ
この度の大阪地震で被害に合われた方々に、心からお見舞い申し上げます。
余震などでさらに建物が大きく倒壊する可能性もありますので、危険な場所へは近づかないようにお願いいたします。
小学校のプールの壁が倒壊して、9歳の女の子が亡くなった事故。
我が家にも同じくらいの娘がおり、ちょうど地震の発生した時間に登下校しているので、報道を見て胸が締め付けられる思いでした。
さまざまなメディアで取り上げられていますが、ブロック塀は建築基準法で最小限守らなくてはならない事が定められています。
・ブロック塀に使われる材料
・ブロック塀の高さ
・ブロック塀の厚さ
・鉄筋の埋め込み方や間隔
・控え壁(壁を支えるもの)
・基礎の深さや立ち上げる高さ
今回の小学校のプール横の壁は調査中とのことですが、建築基準法違反ですね。
特定建築物の定期調査では、「敷地及び地盤」という調査項目の中に「塀」という小項目があり、「組積造の塀又はコンクリートブロック造の塀等の耐震対策の状況」というチェック項目があります。
これはまさに今回のような地震が発生した際、大きな事故につながらないよう、もしくは被害が最小限で留まるよう、既存不適格ではないか、危険ではないかを確認する項目です。
札幌市の学校・体育館の次回の報告期間は平成31年4月1日から9月30日までです。
しかし北海道にもいつ大地震が起こるかわかりません。
明日から塀を修繕するのは難しいかもしれませんが、所有者自身で危険がないか確認し、危険な場合は通行人に注意を促す…これは今日から実行できます。
ぜひ所有者・管理者の方は今一度、ご自身の所有する建物をぐるっと一周見まわしてみて、何か変なところ、危険そうなひび割れはないか、確認してみてくださいね。
※関西付近の方は余震などまだ危険かと思いますので、安全が確認されてから点検してみてくださいね。