毎年やります非常用照明の点灯検査
非常用照明についてお話したいと思います。
非常用照明は火災、地震などの災害時に停電が起きた場合、人間が安全に外部へ避難できるように室内や通路を照らしてくれる装置です。
なぜ停電が起きても点灯するかと言うと、照明の内部にバッテリーや蓄電池が組み込まれていて、通電しなくなるとバッテリーが作動して点灯する仕組みとなっています。
写真のように点検用にタブが付いていて、それを引っ張ると停電状態となりバッテリーが作動するので、先が鉤のようになった長い棒を使って点検します。
こちらの写真は引っ張っても点灯していない状態でしたので「NG」となります。
原因はバッテリー切れまたは電球切れが考えられます。
このような不具合箇所があった場合は「要是正の指摘あり」ということでその指摘事項を報告書に写真と合わせて記載します。
非常用照明は身近な建物内で目にする事も多く、皆さんご存知かと思います。
しかしいざという時に点灯しなかった、では安全に避難ができません。
そのため非常用照明の設置されている建築物では、非常用照明の検査は毎年行う検査項目に含まれています。
大きな物件では1日に500箇所以上の非常用照明を点検します!