防火扉
今年ももう12月を残すだけとなり忘年会など飲み会の多くなる季節がやってきましたね。
みなさん体調管理は大事にして下さい‼️
飲み過ぎ注意ですよ‼️
前回、防火設備の定期報告についてさっくりと説明させていただきました。
今回は防火設備の検査項目の一つ防火扉について説明します。
マンション、ショピングセンター、病院等の大規模な建築物は火災等がおきた場合に一気に火災が広がらないように一定の範囲を区画して火災の影響を防止するように求められています。
この区画を防火区画と言います。
その区画に取り付けることができる扉が防火扉になります。
防火扉の種類としては常時閉鎖式(常にしまっている扉)と随時閉鎖式(常に開いてる扉)の2種類に分かれます。
常時閉鎖式については常にしまっている状態なので検査項目の対象外になっています。
マンションの玄関ドアを想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。
検査対象になっているのは随時閉鎖式で、火災が起きた時に煙感知器や熱感知器が作動してその信号を感知して扉が閉まるという仕組みになっています。
写真は煙感知器を作動させるために用いる道具です。
これで強制的に感知器を作動させ防火扉が閉まる速度を図ります。
避難経路に取り付ける場合もあるので早すぎても遅すぎてもNGです。
条件としては次の通りです。
(日本建築防災協会 防火設備検査員講習テキストより)
扉の大きさによって違いがあります。
防火扉の設計耐用年数として約15年程度と言われています。
15年以上経過した扉については定期点検の結果にもとづいて劣化した部品の交換などが必要になってきます。