特定建築物の定期報告の報告状況等の公表
2017年3月に西区のマンションのひさしが崩落する事故が起きたことを受け、2018年6月1日、札幌市で特定建築物の定期報告の報告状況が、道内で初めて公表されました。
特定建築物の「名称」「所在地」「用途区分」「定期報告の有無」の4項目の確認が、札幌市のホームページと定期報告窓口で誰でも出来るようになりました。
公表されたデータによると、平成29年度対象の特定建築物が3,422棟に対し、未報告が14%にあたる481棟。
札幌市は公表の理由を「建物の適切な維持管理と施設利用者の安全性」のためと挙げていますが、公表しただけでは報告率はなかなか改善しないでしょう。
また、報告するだけでなく、指摘された箇所を適切に是正することも重要です。
今回の公表をきっかけに定期報告の未実施や、危険な建物が減り、誰もが安心して暮らしができる地域になるよう社会全体で努力していきたいですね。